BSスポーツ所属の柳沢です。
冬季五輪に関わるのは、入社して 4 大会目でした。
平昌五輪で最初の仕事は、過去大会振り返り VTR の制作です。音楽にあわせて 作る総集編的なハイライトです。
私の担当は 1998 年長野五輪でした。
スピードスケート、清水選手の金メダル、モーグルの里谷選手、ジャンプ団体 原田選手など、懐かしくて、あの頃はテレビを観ながら感動したなあ、と思い 出しました。
日本人メダリストが大勢でると記憶に残るのかもしれません。
いよいよ大会が始まり、フィギュア羽生選手の、フリープログラムあおり VTR を任され たときのことでした。
ショートプログラム演技終了後、すぐに試写をするため、編集 時間が短く、ショートプログラムの演技を集中して見る必要がありました。
演技前に待機しているときからなぜかこっちも緊張して。
皆さんご存知の通り、怪我からの復帰 戦であの演技。 翌日の放送で時間がないなか、羽生選手の表情や演技を短くきり とる編集は難しかったのですが、
自分も興奮と感動した状態で、いつもより勢 いのある感じで満足するものができました。
大会終盤の仕事帰り、電車でカーリング女子の LIVE 配信を携帯で見ていました。
銅メダル獲得の瞬間、「やった！え？誰も見てないの!?メダル取ったよ！」 と興奮して車内を見渡して。。。
翌日の仕事もメダル獲得のおかげで、忙しく、やりがいのあるものになりまし た。
結局、平昌五輪での日本人メダリストの数は、長野大会を上回り過去最多でした。
改めて、スポーツの感動の瞬間を編集で伝えるこの仕事ってやっぱりいいなあと。 東京五輪も、日本人選手と一緒に頑張ろうと思いました。
